自然科学書出版  近未来社
since 1992
 
データ作成
ごあいさつ 
 研究者の先生方の研究分野にもよりますが,とりわけ自然科学の世界では,写真・図版・表組・フローなどがテキストを論証補強する目的で使われていくのが通常のあり方といってもいいでしょう。これらをまとめて「画像データ(原稿)」と呼び,論文や書籍の編集をする上では,テキストデータに次いで欠かせない重要な素材と位置づけられます。この画像データにはタイトル及び簡単な解説文(キャプション)が付き,それらを合体して完成させる作業の総称を「画像データ作成」と呼んでいます。

 画像データ作成に求められる最も重要な3つの要素は,@可視性,A可読性,Bテキストとの調和(整合性)です。はっきりと見ることができ,正確に読み取ることができるものとして文章の中に目的的に組み込ませていくこと,そして,これらの画像をテキスト展開の中で必要十分な必然物としてそこに存在させていくことが重要で,これが「整合性」の確保です。そして,この3つの要素が満たされていてこそ,読みやすく美しいページ面を作り上げることができるのです。ほぼ100%文字テキストだけで展開する文系書籍・文系論文とは違って,自然科学系の書籍や各種論文作成では,互いに異なる性質を持つ<文字と画像>をどのように折り合いをつけて適正配置していくかによって,ページ面の正否・良否は決まってくると言ってもよいでしょう。

 小社では,これまで刊行を続けてきた自然科学系書籍の編集経験を生かし,画像データ作成のご依頼も個別にお引き受けしております。作成に関わる料金は,対象図版等の作成難易度や点数及び作成時間(期間)等によって当然変動してくるため,一律にお示しすることはできませんが,ご相談の上,ご依頼者の予算に合わせた価格にて提供させていただくよう努めております。


作成見本例 
 下掲の図版は,データ作成の参考見本例です。

  クリックすると見られます。
作成例

ご依頼方法と作業の流れ 

(1) データ作成をご希望のお客様は,お電話かメールでご一報ください。担当者より制作の流れ等についての手順を説明させていただきます。(データ作成を希望される図版の枚数,完成図版の納期希望日等をお知らせください。)

(2) まず,原稿一式を小社にご送付いただきます。
(少量の場合は通常のメール添付でも結構ですし,大量の場合はFile Post便などの大容量ファイル送信/転送サービスをご利用ください)。
原稿と依頼内容に基づいて,詳細な経費見積書を作らせていただきます。原稿をお送りいただく際,.jpg保存したデジタルデータがお手元にありましたら併せてお送りください。(.jpgデータが無い場合は,印画紙等からのスキャン入力が必要となります。)また,文字等が正確に読み取れない場合もありますので,各.jpg図版のプリントを取られ,不鮮明文字に正確な文字をお書き添えください。後々の作業に大変役立ちます。


(3) データ作成終了後,プリントアウトしたものを原稿と一緒にお送り致します(校正確認)。校正ゲラには訂正箇所のご指示とご要望をお書き添えの上,小社宛にお戻しいただきます。お客様から戻されてきた校正ゲラを正確に訂正し,最終ゲラを調製し送付致します。最終ゲラの確認は電話あるいはメールでいただきます。問題がなければ,最終データを.jpg保存形式で完成データとし,お客様へ納品致します。(メール添付による納品。ただし,依頼された枚数が大量の場合は,CD-ROMによる納品となります。)

(4) お客様のご希望に沿って,見積書・納品書・請求書・領収書の発行も致します。作業料金のお支払いは,請求書に明示してあります小社の取引金融機関口座宛にお振込みいただきます。お振込みの期限は、完成データ納品の日より1ヶ月以内とさせていただきます。

近未来社 480-0305 春日井市坂下町1-1528-27 Tel(0568)88-5210/(090)1758-4804 book-do@kinmiraisha.com