(1) |
原稿がすでに出来上がっている方,あるいはほぼ完成に近づいている方に限り,自費出版の経費見積りを無料で致します。正規の見積書は,原稿を小社にご提示後1週間以内に調製します。なお結果として,自費出版契約に至らなかった場合であっても,経費見積りのためにお預かりした原稿・資料類等は小社が責任をもって返却致します(原稿等の返却時には,原稿内容及び書籍体裁に関する感想コメントもお付けします)。
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(2) |
原稿内容に関し,一つでも下記の事由に該当する自費出版企画(原稿)はお引き受けすることができませんので,予めご了承ください。
1.個人(故人を含みます。)あるいは企業団体等の名誉を著しく毀損する惧れのある原稿
2.日本語の持つ美を損ない,差別を助長する惧れのある表記・表現法が含まれている原稿
3.確かな科学的根拠を示さず,自然現象・災害の予知を問題にする「自然科学書」の原稿
4.著作権法に基づく「引用・転載許諾」の表示が適切になされていないと判断できる原稿
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(3) |
全原稿を小社に提示された方に限り,ご希望があれば,契約書締結前であっても本文組見本の作成に無償で応じていきます。この組見本作成は,契約を前提としたものではなく,単に組見本作成能力(編集担当者の力量)を依頼者の方に判断していただくためのものです。
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(4) |
一定部数の販売が可能な自費出版物の企画であると判断できる原稿を提示された依頼者の方には,かかる経費の一部を小社が負担する「販売条件付き自費出版契約」への移行を提案させていただくことがあります。本契約は商業出版と自費出版との中間に位置する出版契約とお考えいただいてもよく,その詳細については,自費出版相談交渉の段階で分かりやすくご説明いたします。
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(5) |
本を献本される場合は,発送に係る一切の業務(謹呈しおり・出版上梓文の作製から本への挿入,梱包,発送の全て)をお引き受け致します。1件当たりの費用は500円(税込)です。この価格には,上記印刷物の制作費及び梱包資材費・運賃・発送代行手数料の全てが含まれています。献本発送代行をご希望の方は,本が出来上がる1ヶ月前までに献本送付先リストをご用意ください。(なお、本の厚みが2cmを超え、重量が1kgを超える場合は700円(税込)となります。)
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自費出版物の制作に臨む小社の考え方は,下記の2つの小著で詳しく述べています。安全かつ経済的な自費出版を実現していく上でも参考となります。ぜひご一読ください。
前著Aは,散文形式で記述した自費出版の体系的入門書です。また,近著@は,本作り・自費出版を進めるにあたって問題となりやすい50項目を選択し,Q&A形式・2ページ見開きで解説した分かりやすい想定問答集となっています(ただし,このうち2問(「引用の方法と転載許諾」及び「販売利益と課税問題」)は問題の複雑さから4ページ解説です)。
なお両書とも,制作経費の全額を依頼者の方が負担していく従来からある自費出版について解説したものであり,ここ20年ほど前から盛んに行われるようになってきた「本の制作と販売を一体化した自費出版」については触れていないことを,ここにお断りしておきます。
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