自然科学書出版  近未来社
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千木良雅弘 著
  災害地質学ノート
大八木規夫 著
  増補版/地すべり地形判読法
千木良雅弘 著
  写真に見る 地質と災害
千木良雅弘 著
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千木良雅弘 著
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千木良雅弘 著
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石田 毅 著
  岩盤破壊音の科学
千木良雅弘 著
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予知と前兆 −地震「宏観異常現象」の科学−
The Science of Macro-anomaly Precursory to an Earthquake
A5判上製・244頁 定価 3,353円(税込)
ISBN978-4-906431-09-0〔初版発行日/1998.9.21〕
 〈近未来科学ライブラリーシリーズ Vol. 8〉
Key Words  宏観異常とは・地震別ケース・スタディー・宏観異常現象の分類と特性
地震予知への応用・にせシグナルの除去・最大出現距離と先行時間の比較
From the text
 大きな地震ほど遠くまで異常が出現すること,前兆は地震発生の100日くらい前から出現し始め,10日前から著増,1日くらい前にピークに達するなどという一般的傾向が認められるようになってきた。宏観異常を地震前兆とする場合の最大の難点は,データが地震とは無関係の「にせ」シグナルを含むことが多いことである。著者はこの「にせ」シグナル除去に工夫をこらし,適当な処理を行えば,宏観異常データも地震発生確率の算定,さらには震央やマグニチュード推定にまで役立つと考えられることを示した。

 はじめに

第1章> 「宏観異常」とは
 1.1 地震と予兆
   ○1995年 兵庫県南部地震−阪神・淡路大震災−
   ○紀元前より,洋の東西を問わず
   ○科学者の責務
 1.2 問題の背景
   ○過去の顕著な異常例
   ○Tributschのコメント
   ○著者の取組み
 1.3 先人の業績
   ○寺田寅彦−多才な物理学者−
   ○末廣恭雄−著名な「お魚博士」−
   ○畑井新喜司−ナマズ研究の先駆者−
   ○武者金吉−清貧に耐えて−
   ○Hans von Hentig−西欧からの報告−

第2章> 宏観異常概観T
−地震別ケース・スタディー−
 2.1 日本の大地震
   ○1854年 安政東海地震(M=8.4)
   ○1855年 安政江戸地震(M=6.9)
   ○1891年 濃尾地震(M=8.0)
   ○1923年 関東地震(M=7.9)
   ○1944年 東南海地震(M=7.9)
   ○1978年 伊豆大島近海地震(M=7.0)
   ○1978年 宮城県沖地震(M=7.4)
   ○1984年 長野県西部地震(M=6.8)
   ○1995年 兵庫県南部地震(M=7.2)
   ○その他の大地震
 2.2 中国の大地震
   ○中国の地震活動と地震史
   ○1975年 遼寧省海城地震(M=7.3)
   ○1976年 河北省唐山地震(M=7.8)
   ○1976年 四川省松潘・平武地震(M=6.7〜7.2)
   ○その他の大地震
 2.3 アメリカ・旧ソ連・イタリアなどの大地震
   ○アメリカの大地震
   ○旧ソ連の大地震
   ○ルーマニアの大地震
   ○旧ユーゴスラビアの大地震
   ○トルコの大地震
   ○イタリアの大地震
   ○中南米の大地震

第3章> 宏観異常概観U
−分類と特性−
 3.1 土地変形
 3.2 鳴動(音)
 3.3 前震
 3.4 動物異常行動
   ○哺乳類
   ○鳥類
   ○魚類
   ○ヘビ・ミミズ・昆虫など
   ○動物は何に感じるか
 3.5 発光現象
   ○発光現象事例の追加
   ○発光の形,色,輝度
   ○発光源の位置
   ○発光現象の先行時間
   ○発光の原因とそのメカニズム
 3.6 地下水・温泉
   ○地下水・温泉変化事例の追加
   ○異常出現地点の震央距離
   ○先行時間
 3.7 異常気象
 3.8 異常電磁波
 3.9 超能力

第4章> 宏観異常の特性と地震予知への応用
 4.1 宏観異常の解明に向けて−アクティブな取組み−
   ○日本の研究
   ○中国の研究
   ○アメリカの研究
 4.2 宏観異常の出現地点
   ○最大出現距離−大地震ほど遠くまで出現−
   ○震央もマグニチュードも予測可能
 4.3 宏観異常の先行時間
   ○先行時間の頻度分布
   ○最長先行時間と本震のマグニチュード
   ○先行時間のワイブル分布解析
 4.4 宏観異常による地震発生確率−信頼性をどうするか−
   ○宏観異常出現後の地震発生確率の算定
   ○複数のシグナルによる総合確率
   ○「にせ」シグナルをどうするか
   ○総合確率算定の実例
 4.5 果たして病的科学か

第5章> 地球科学的前兆との対比
 5.1 最大出現距離の比較
 5.2 先行時間の比較

第6章> まとめとこれからの課題
 <資料1>濃尾地震の前兆
 <資料2>宮城県沖地震の前兆
 <資料3>長野県西部地震の前兆

 参考文献(和文)
 参考文献(欧文)
 索 引

【著者略歴】
力武 常次 (りきたけ つねじ)
1921年3月20日 東京都生まれ
1942年 東京帝國大学理学部物理学科卒業,東京帝國大学地震研究所助手に就任
1949年 理学博士(東京大学)
      論文「地球内の電磁感応及び其の地球内部の電気的性質との関係」
1949年 東京大学地震研究所助教授
1962年 東京大学地震研究所教授
1970年 東京大学地震研究所所長(1971年9月まで)
1974年 アメリカ合衆国コロラド大学環境科学共同研究センター (CIRES) 客員教授     (1975年まで)
1975年 東京工業大学理学部教授
1981年 日本大学文理学部教授(1991年まで)
2004年8月22日 逝去


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