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岡 二三生(京都大学教授)
地盤液状化の科学

サイエンス・セレクション・
シリーズ Vol.5
A5判(並製)
178 P
2,381円+税
ISBN978-4-906431-13-5
構造物の立地や建物の耐震性を考える上で“液状・軟弱地盤”の対策は不可避な課題である。液状化のメカニズム・解析手法・対策と,阪神大震災で明らかとなった液状化被害を詳細に論述。
液状地盤研究の第一人者による本格的テキストの決定版!

Key Words
液状化現象・砂地盤の液状化・兵庫県南部地震・ダイレイタンシー・流れ則
第1章   地盤材料の液状化現象とそのメカニズム

 §1−1 液状化現象
 §1−2 液状化のメカニズム
       地震時における砂地盤の液状化の発生のメカニズム
       波力による砂地盤の液状化
       浸透破壊
第2章   地震による地盤の液状化

 §2−1 主な地震による地盤の液状化
       鳥取県西部地震
 §2−2 兵庫県南部地震と液状化の分布
       液状化被害の特徴
       レキと粘土の噴出
       液状化した地盤の構造
       上下動の影響
 §2−3 兵庫県南部地震による液状化と地盤
       西宮市西縁,芦屋市から神戸市東灘区
       神戸市灘区,中央区,長田区から兵庫区の海側の地区
       埋め立て地
       ポートアイランド
       六甲アイランド
       ポートアイランドと六甲アイランドでの沈下量と水平変位
       兵庫県東部の人工島と埋め立て地
       大阪府(淀川左岸)
       杭の被害
 §2−4 液状化に伴う地盤の流動−側方流動−
       発生メカニズム
       側方変位量
第3章   液状化危険度予測

 §3−1 液状化簡易予測
       1)地形,地盤による予測
       2)原位置地盤定数による液状化ポテンシャルの推定
       3)液状化安全率による簡易判定法
 §3−2 液状化強度に影響を与える要因
       液状化安全率
       密度(細粒土の少ない密な砂に対する取り扱い)
       細粒土の取り扱い
       礫質土の取り扱い
       繰返し回数,地震動波形の不規則性とひずみによる液状化の規定
       今後の諸課題
       液状化検討のための地震外力の設定方法
       有効応力解析法による液状化判定
 §3−3 液状化危険度予測
       液状化の予測に用いた地盤の条件
       兵庫県南部地震による液状化予測
       液状化危険度の予測
       PL値と液状化の程度との関係
第4章   液状化解析法と解析例

 §4−1 固液2相系の運動方程式と質量保存則
       液相の運動方程式
       固相(土粒子骨格)の運動方程式
       質量保存則
 §4−2 軟弱地盤の振動特性
       鉛直下方よりのSH波の入射(重複反射理論)
 §4−3 砂の構成式
       基本仮定
       過圧密境界面
       降伏関数
       塑性ポテンシャル関数
       応力−ひずみ関数
 §4−4 液状化の数値解析法
       運動方程式の離散化
       ニューマーク(Newmark)のβ法
       質量マトリックス
 §4−5 数値解析法の適用例
       概説
       人工島の3次元液状化解析
       人工島での地震増幅特性の時間変化
       人工島の液状化に関する地盤改良の効果
       その他の液状化解析例と今後の諸問題
       今後の諸問題
第5章   液状化対策法

       住宅の液状化被害防止
       グラベルドレーン工法について
       液状化対策法の進歩
       ・静的締固め砂杭工法
       ・多点浸透注入工法
       ・斜底面ケーソン工法
       液状化対策の経済効果
参考文献  資料1:大阪府土木部の液状化簡易判定法
 資料2:道路橋示方書・同解説X耐震設計編の砂質地盤の液状化の判定
 あとがき
 索  引

【著者略歴】 

岡 二三生(おかふさお)
京都大学大学院工学研究科教授、工学博士。京都大学大学院工学研究科博士課程。京都大学工学部助手、岐阜大学工学部教授を経て、平成9年より現職。この間、カナダのラバル大学客員研究員などを務める。専門は地盤工学、土質力学、地震地盤工学。
昭和55年土質工学会奨励賞受賞、昭和61年土質工学会論文賞受賞、平成5年土木学会論文賞受賞、平成9年Award for Significant Paper, ICMAG,平成11年地盤工学会功労章受賞。地盤材料の構成式、計算地盤力学関係のテーマを中心に研究を行っている。 現在土木学会、地盤工学会、日本材料学会、日本機械学会、ASME、応用数理学会、などの学会に所属し、学会関連で多くの委員、委員長を務める他、技術委員会、調査会など多数の委員を務める。 

著書
土質力学演習(森北出版)、地盤の弾粘塑性構成式(森北出版)、Mechanics of Granular Materials(Balkema, 共著)、数値解析入門(地盤工学会、共著)など。
口絵写真より】

 噴砂噴泥で覆われたポートアイランド
 (兵庫県南部地震,中央開発樺供)



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