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竹内 篤雄(京都大学理学博士・技術士)

 −日本国内 863箇所の地下水温−
フルカラー本
●ISBN978-4-906431-47-2
菊判(上製)
202 P
4,000 円+税
福島第二原子力発電所の放射能を含んだ地下水の海洋への浸出,東京都豊洲市場の地下水汚染問題など,地下水汚染対策・制御対策は喫緊の課題となっている。本書はミクロな視点からの対策の必要性を説き,自然地下水調査法を提唱したものである。

Key Words
自然地下水調査法・水ミチ・多点温度検層・流動地下水・孔内洗浄・観測孔仕上げ
はじめに まえがきをお読みになりたい方は……。
第1章   自然地下水調査法の必要性
1−1 従来の地下水調査法
1−2 現地に見る地下水の存在状態
1−3 透水性の不均一生
1−4 地盤災害と「水ミチ」の役割−地すべりを例として−
1−5 自然地下水調査法を構成する調査法とは
  <コラム>地下水と私@ 自然地下水調査法とは?
第2章   地下水位と孔内水位との違い
2−1 地下水位とは
2−2 水位日報
2−3 孔内水位とは
  <コラム>地下水と私A 地すべり対策工の評価
第3章   多点温度検層法
3−1 多点温度検層の必要性
3−2 多点温度検層の原理
3−3 多点温度検層の概要
3−4 多点温度検層の実施方法
3−5 孔内温度を変化させる方法
  3−5−1 孔内温度を上げる方法
  3−5−2 孔内温度を下げる方法
3−6 地下水流動層の検出方法
3−7 従来の検層法(温度検層・塩分稀釈による地下水検層)との対比
  3−7−1 温度検層との対比
  3−7−2 塩分稀釈による地下水検層との対比
3−8 「温度復元率−時間曲線」からおおよその流速を推定する方法
  3−8−1 CCDカメラで測定した結果との対比例
  3−8−2 多点温度検層から深度方向に連続的に流速を推定した例
3−9 条件を変えた検層
  3−9−1 揚水しながらの検層1
  3−9−2 揚水しながらの検層2
  3−9−3 使用中のポンプを停止して検層する方法
  3−9−4 ケーシング孔ならびに孔内傾斜計設置孔を利用した
   地下水流動層検出の試み
第4章   多点温度検層結果の解釈の仕方
4−1 4つのパターン
4−2 実験
  4−2−1 実験装置
  4−2−2 実験方法
  4−2−3 実験結果
  4−2−4 考察
4−3 実験結果に基づいた現地検層結果の解釈の例
第5章   孔内洗浄と検層結果の対比
5−1 検討方法
5−2 検層結果
5−3 孔内洗浄が意味するもの
  <コラム>地下水と私B 孔内洗浄の方法
第6章   いろいろな地層における検層例
6−1 砂礫層における簡易洗浄と送気洗浄による流動層検出の相違
  −洗浄の必要性−
6−2 粘土質砂礫層を主体とする地層での検層例− 間詰めの必要性−
6−3 粘土混じり砂礫層で検出された被圧水
6−4 砂礫層で厚い流動層を検出
第7章   単孔式加熱型流向流速計
7−1 はじめに
7−2 温度を利用した単孔式加熱型流向流速計の開発
7−3 単孔式加熱型流向流速計
  7−3−1 原理
  7−3−2 特徴
  7−3−3 計測器の構成
  7−3−4 実験による検証
7−4 センサー設置方法と測定方法
  7−4−1 センサー設置方法
  7−4−2 測定方法
7−5 解析の方法
  7−5−1 流動方向
  7−5−2 流動速度
7−6 実施例
  7−6−1 礫混じり粗砂層での例
  7−6−2 砂礫層での例
  7−6−3 粘土混じり砂礫層での例
第8章   流動地下水の季節変動
8−1 河川改修工事に伴う流動層存在深度および流向流速の変化
8−2 2つの小河川に挟まれた土地の流動層存在深度および流向流速の季節的変動
第9章   地下水調査のための観測孔の仕上げ方
9−1 観測孔仕上げ方の現状
9−2 ボーリング掘削孔径
9−3 観測孔仕上げの諸条件を決めるための実験
  9−3−1 実験装置
  9−3−2 実験方法
9−4 フィルター材
9−5 ストレーナー加工
9−6 間詰材
9−7 孔内洗浄
  9−7−1 代表的な孔内洗浄方法とその留意点
  9−7−2 洗浄実験事例および洗浄効果
9−8 観測孔仕上げのための諸条件の検討のまとめ
  9−8−1 掘削孔径,開口率,フィルター材,間詰材
  9−8−2 孔内洗浄の仕方
〔参考1〜5〕 観測孔仕上げ並びに孔内洗浄に関わる経費
  (2014年の歩掛かりに基づく)
 1)観測孔仕上げに必要な経費
 2)孔内洗浄に関わる経費
  <コラム>地下水と私C 作業マニュアル整備の必要性
第10章   日本国内の地下水温
10−1 測定方法
10−2 全体的傾向
10−3 地下水温(北海道地方)
10−4 地下水温(東北地方)
10−5 地下水温(関東地方)
10−6 地下水温(甲信越 地方)
10−7 地下水温(東海地方)
10−8 地下水温(北陸地方)
10−9 地下水温(近畿地方)
10−10 地下水温(中国・四国地方)
10−11 地下水温(九州・沖縄地方)
10−12 都会における地下水温の高温化現象
〔附表〕   日本国内863箇所の地下水温データ
〔附表1〕北海道地方における地下水温測定結果
〔附表2〕東北地方における地下水温測定結果
〔附表3〕関東地方における地下水温測定結果
〔附表4〕甲信越 地方における地下水温測定結果
〔附表5〕東海地方における地下水温測定結果
〔附表6〕北陸地方における地下水温測定結果
〔附表7〕近畿地方における地下水温測定結果
〔附表8〕中国・四国地方における地下水温測定結果
〔附表9〕九州・沖縄地方における地下水温測定結果
あとがき  文 献
 索 引

巨大な水みち(イタリア)
本書 第1章より
竹内篤雄(たけうち あつお)

1940年11月 栃木県日光市足尾町生まれ
1964年4月〜2004年3月 京都大学防災研究所地すべり研究部門
  (現・斜面災害研究センター)
1977年12月 技術士(応用理学部門)合格
1980年9月 京都大学理学博士
1991年9月 技術士(応用理学部門)登録
2004年3月 京都大学防災研究所定年退官
2004年4月〜 自然地下水調査研究所主宰,現在に至る

2005年12月〜2008年4月 日本試錐設計梶@技師長
2006年6月〜2011年6月 絵&Mリサーチ 技術顧問
2009年6月〜 キタイ設計梶@技術顧問
2015年9月〜 芙蓉地質梶@技術顧問

受賞・表彰
1984年5月  日本地下水学会功労賞
1984年8月  日本地すべり学会論文賞
2004年10月  日本地下水学会功労賞
2005年10月  日本地下水学会技術賞
2014年6月  日本技術士会近畿本部長表彰


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