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林 愛明(京都大学大学院理学研究科教授)
−地表地震断層と阿蘇火山におけるビジュアル記録−
フルカラーの専門書
A4判(上製)
192 P
7,000円+税
ISBN978-4-906431-48-9 c1044
熊本地震発生(2016.4.16)の翌日から現地調査に入った京都大学調査グループは,地震によって姿を現した地表地震断層,及びそれに関連した建物の被害写真を撮影した。地震からの復旧・復興に伴い,これら地震の爪痕は殆ど残されていない。
本書はわが国自然災害史上,空前絶後の被害をもたらした巨大地震の実態を伝えており,地震災害研究の枠を超え,地震学周辺領域の諸研究にも資するものである。

Key Words
2016年熊本地震,地表地震断層,地震断層のすべり変位,地震断層の構造特性,トレンチ調
まえがき まえがきをお読みになりたい方は……。
代表図版   代表図版
〔代表図版1〕 熊本平野と阿蘇火山周辺域の赤色地形図及び2016年熊本地震の地表地震断層帯の分布
〔代表図版2〕 阿蘇カルデラ内に現れた地表地震断層の地溝帯構造
〔代表図版3〕 益城町上陳の田畑を横切った地表地震断層
〔代表図版4〕 阿蘇内牧温泉町に現れた地表地震断層の断層崖
〔代表図版5〕 南阿蘇村東海大学阿蘇キャンパスのグランドに現れた地表地震断層
〔代表図版6〕 米塚火山全景−熊本地震により米塚山頂と山麓部沿いに地割れが現れた
〔代表図版7〕 米塚山頂に現れたドーナツ状地割れ−山麓部沿いにも地割れが出現した
〔代表図版8〕 2016年熊本地震後の阿蘇火山の噴煙
〔代表図版9〕 御舟町高木におけるトレンチの剥ぎ取り断面
〔代表図版10〕 地震により倒壊した阿蘇神社
〔代表図版11〕 落石により潰された乗用車(南阿蘇村)
第1章   2016年M7.3熊本地震について
〔図版1〕 InSARの解析による地震断層の変動量分布図
〔図版2〕 熊本地震の震源断層と震央および震源の分布図
第2章   地表地震断層の概要と分布特徴

2.1 「地表地震断層」の用語定義
2.2 地表地震断層の概要

  2.2.1 粘塑性流体モデル
  2.2.2 ダイラタント流体モデル

2.3 地表地震断層の分布
〔図版3〕 2016年熊本地震により生じた地表地震断層の分布
〔表1〕 本図集の図の露頭(撮影)地点番号と経緯度および図番号との対応

  2.3.1 南西セグメントと南西−中央セグメント
  2.3.2 北東−中央セグメント
  2.3.3 北東セグメント

2.4 地震断層のすべり変位分布

〔図版4〕 地表地震断層と変位量の分布
第3章   地表地震断層の構造特性

3.1 南西セグメントと南西−中央セグメント及び北東−中央セグメント
  3.1.1 横ずれ地表地震断層
〔図版5〕 日奈久断層の断層崖に平行な地表地震断層
〔図版6〕 高木地点の地表地震断層
〔図版7〕 道路を横切る右横ずれ断層
〔図版8〕 野菜畑の右横ずれ変位
〔図版9〕 民家の庭に現れた地表地震断層
〔図版10〕 道路と塀及び用水路の右横ずれ
〔図版11〕 益城町上陳の田畑を横切る地表地震断層
〔図版12〕 益城町上陳の麦畑の右横ずれ変位
〔図版13〕 道路の右横ずれ変位
〔図版14〕 道路と斜面の右横ずれ変位
〔図版15〕 田畑に現れた右横ずれの地表地震断層
〔図版16〕 地表地震断層面で観察される断層条線
〔図版17〕 福原地点の田畑の畦道の右横ずれ変位
〔図版18〕 未固結の粘土層と段丘堆積物中に現れた地表地震断層

  3.1.2 共役リーデルせん断構造
〔図版19〕 リーデルせん断構造について示した概念図
〔図版20〕 共役断層の構造特徴を呈す地表地震断層(益城町三竹)
〔図版21〕 水田に現れた地表地震断層帯(益城町三竹)
〔図版22〕 共役断層の構造特徴を呈す地表地震断層(益城町福原)
〔図版23〕 西北西−東南東と東北東−西南西走向をもつ共役地表地震断層
〔図版24〕 リーデルせん断構造を呈す地表地震断層帯(益城町上陳)
〔図版25〕 雁行配列の開口割れ目

  3.1.3 撓曲とモールトラック構造
〔図版26〕 撓曲構造の特徴を呈す地表地震断層
〔図版27〕 道路に現れたモールトラック
〔図版28〕 道路と畦道に現れたモールトラック

  3.1.4 地震による液状化
〔図版29〕 大切畑ダム貯水池に出現した液状化現象
〔図版30〕 地割れ沿いに液状化による噴砂
〔図版31〕 液状化に伴った地面沈降

  3.1.5 俵山地表地震断層
〔図版32〕 俵山の南西斜面に現れた地表地震断層の遠景
〔図版33〕 俵山地表地震断層
〔図版34〕 俵山地表地震断層と断層条線
〔図版35〕 俵山地表地震断層の右横ずれ変位地形

3.2 北東セグメント:阿蘇カルデラ内の地表地震断層
  3.2.1 地表地震断層の地溝帯構造
〔図版36〕 阿蘇カルデラ内に現れた地表地震断層の地溝帯構造
〔図版37〕 地震地溝帯構造の正断層崖と断層条線
〔図版38〕 田畑に現れた平行または雁行配列の地表地震断層帯と波状の撓曲構造
〔図版39〕 雁行配列の地表地震断層の地溝帯構造と波状の撓曲構造
〔図版40〕 地表地震断層の地溝帯構造
〔図版41〕 地表地震断層の地溝帯構造の断層崖
〔図版42〕 野菜畑と民家の庭に現れた地表地震断層の地溝帯構造の正断層崖
〔図版43〕 地表地震断層の地溝帯構造による地盤沈下と撓曲構造
〔図版44〕 田畑と農道を横切る地表地震断層の正断層崖
〔図版45〕 田畑に現れた地表地震断層の地溝帯構造

  3.2.2 火山を横切る地表地震断層

〔図版46〕 米塚火山を横切る地表地震断層
〔図版47〕 米塚火山の頂上に現れたドーナツ状地割れ
〔図版48〕 杵島火山の西側斜面に現れた地表地震断層
〔図版49〕 米塚火山の頂上に現れた地表地震断層
〔図版50〕 米塚火山の頂上に現れた左横ずれの地表地震断層
〔図版51〕 地表地震断層の北東末端部の地割れ目
第4章   地表地震断層におけるトレンチ調査
〔図版52〕 高木と上陳トレンチの3次元全体画像
〔図版53〕 高木地点の水田と用水路を横切る地表地震断層
〔図版54〕 高木地点で行われたトレンチ掘削中の風景
〔図版55〕 高木トレンチの鳥瞰図(段彩図)
〔図版56〕 高木トレンチ壁面の段彩図
〔図版57〕 高木トレンチ壁面で観察される断層の近景
〔図版58〕 高木トレンチの底面
〔図版59〕 高木トレンチの壁面写真とスケッチ
〔図版60〕 上陳トレンチ掘削地点における畑と畦道の右横ずれ
〔図版61〕 上陳トレンチ掘削地点の風景
〔図版62〕 上陳トレンチの鳥瞰図(段彩図)
〔図版63〕 上陳トレンチ壁面の段彩図
〔図版64〕 上陳トレンチ壁面で観察される表土の注入脈と断層条線
〔図版65〕 上陳トレンチの壁面写真とスケッチ
第5章   地震断層に関連した建物の倒壊
〔図版66〕 京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設火山研究センターの
敷地周辺域に現れた割れ目
〔図版67〕 京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設火山研究センターの
敷地内に現れた割れ目
〔図版68〕 地すべりと割れ目沿いの液状化による噴砂
〔図版69〕 地表地震断層沿いの家屋の破壊
〔図版70〕 地表地震断層沿いの建物の被害
〔図版71〕 地表地震断層沿いの家屋の倒壊
〔図版72〕 地割れ帯上の家屋の倒壊
〔図版73〕 東海大学阿蘇キャンパスの中庭に現れた地表地震断層と校舎の破壊
〔図版74〕 阿蘇西小学校近傍の地表地震断層と建物の被害
〔図版75〕 阿蘇175号国道を横切る地溝帯周辺域の建物の被害
〔図版76〕 地表地震断層沿いの建物の被害
〔図版77〕 地表地震断層を跨いだビルの被害
〔図版78〕 神社の倒壊とドローン撮影による地表地震断層調査の風景

 文  献
 著者略歴

著者略歴

林 愛明(りんあいめい,Aiming Lin)
1982年7月 中国南京大学卒業
1989年9月 東京大学大学院(東京大学地震研究所)修士課程修了
1992年3月 東京大学大学院(東京大学地震研究所)博士課程修了 理学博士
1996年3月- 2000年1月 神戸大学理学部助手
2000年2月- 2004年3月 静岡大学理学部助教授
2004年4月- 2006年3月 静岡大学理学部教授
2005年1月- 2006年1月 アメリカ・プリンストン大学 Visiting Scholar
2006年4月- 2012年9月 静岡大学創造科学技術大学院・教授 静岡大学理学部地球科学科(兼任)静岡大学防災総合センター(兼任)
2012年10月〜現在 京都大学大学院理学研究科・地球惑星科学専攻・地球物理学教室・教授(専攻:地震テクトニクス)

〔主要著書〕
(1)Aiming Lin, 1998.「Fault-related rocks -A Photographic Atlas」(Snoke, A.W. et al., ed) 共著(一部分担),Princeton University Press, 629p.
(2)林 愛明, 2008,『地震防災』,共著(一章分担),学術図書出版社, 155p.
(3)Aiming Lin, 2008. Fossil Earthquakes: The Formation and Preservation of Pseudotachylytes. Springer, Berlin, 348p.
(4)林 愛明(著/訳), 2008,『地震化石−假熔岩的形成と保存』,中国高等教育学出版社, 321p.
(5)林 愛明, 2009,『四川大地震−中国四川大地震の地震断層と被害写真集−』,近未来社, 112p.
(6)林 愛明(著/訳), 2010,『地震の化石−シュードタキライトの形成と保存』,近未来社, 296p.

〔主要論文〕
(1)Aiming Lin et al., 2002. Co-seismic strike-slip and rupture length produced by the Ms8.1 Central Kunlun earthquake, Science, 296, 2015-2017.
(2)Aiming Lin, Zhikun Ren et al., 2009. Co-seismic thrusting rupture and slip distribution pro-duced by the 2008 Mw7.9 Wenchuan earthquake, China. Tectonophysics, doi:10.1016/j. tecto.2009.02.014.

〔本書に関連する熊本地震の主な論文〕
(1)Aiming Lin et al., 2016. Coseismic rupturing stopped by Aso volcano during the 2016 Mw 7.1 Kumamoto earthquake, Japan. Science DOI : 10.1126/science.aah4629.
(2)Aiming Lin et al., 2017. Millennium recurrence interval of morphogenic earthquakes on the seismogenic fault zone that triggered the 2016 Mw 7.1 Kumamoto earthquake, SW Japan. Bulletin of Seismological Society of America, in press.
(3)Aiming Lin, 2017. Structural features and seismotectonic implications of coseismic surface ruptures produced by the 2016 Mw 7.1 Kumamoto earthquake. DOI : 10.1007/s10950-017-9653-5.
(4)Aiming Lin and Tatsuro Chiba, 2017. Coseismic conjugate faulting structures associated with the 2016 Mw 7.1 Kumamoto earthquake, Japan. Journal of Structural Geology, in press.

 1939年京都市に生まれる。1963年京都大学工学部土木工学科卒業,1965年同大学院工学研究科土木工学専攻修了後,京都大学防災研究所助手,1967年同工学部講師,1968年同防災研究所助教授,1982年同教授,2003年同定年退職,京都大学名誉教授となり,財団法人防災研究協会理事に就任,現在に至る。
 1995年度から2年度にわたり,防災研究所長として,研究所の全面改組,阪神淡路大震災に関する研究所としての研究統括を行い,また,1987年度から文部省自然科学総合研究班の本部幹事,さらに,1993年から3年間は研究代表者として,わが国の災害科学研究の推進に尽力した。その間,数多くの学会の役員,委員会委員,国・地方の審議会・委員会の委員としても活躍した。

 研究面では,当初,河道における洪水流の特性に関する研究を行い,この研究で工学博士の学位を取得した。その後,1974年には1年間,ニュージーランドのリンカーン大学に滞在し,網状河川に関連する研究を行い,帰国後,土石流を中心とする土砂流出・土砂災害の研究に本格的に取り組むようになった。1982年防災研究所の耐水システム部門を担当することになって,従来の研究に加えて,都市域での洪水氾濫災害問題にも研究を拡げることになった。

 これらの研究の成果の一部について,多くの国際学会で招待講演,基調講演を行い,土木学会著作賞,砂防学会賞等が授与されている。論文,著書など多数がある。

近未来科学ライブラリー・シリーズ サイエンス・セレクション・シリーズ
地中の虹 (渡辺邦夫) 文化財保存科学ノート (沢田正昭)
甦る断層 (金折裕司) 災害地質学入門 (千木良雅弘)
地球色変化 (中嶋 悟) 岩盤破壊音の科学 (石田 毅)
断層列島 (金折裕司) 地震予知研究の新展開 (長尾年恭)
風化と崩壊 (千木良雅弘) 地盤液状化の科学 (岡二三生)
都市大災害 (河田恵昭) 地質のフィールド解析法 (青野宏美)
活断層系 (金折裕司)
予知と前兆 (力武常次) ニューフィールド・サイエンス・シリーズ
群発する崩壊 (千木良雅弘) 地質構造解析20講 (佐藤 正)
地下環境機能 (吉田英一) 土石流の機構と対策 (高橋 保)
崩壊の場所 (千木良雅弘) 土砂流出現象と土砂害対策 (高橋 保)
内陸地震はなぜ起こるのか? (飯尾能久) 洪水の水理 (高橋 保)
地層処分 (吉田英一)
フルカラーの専門書 防災科学技術ライブラリー
チャート・珪質堆積物 (服部 勇) 地すべり地形の判読法 (大八木規夫)
地震の化石 (林 愛明)
四川大地震 (林 愛明・任 治坤) 日本の活断層
山口県の活断層 (金折裕司)
日本生物図誌シリーズ
大阪府陸産貝類誌 (松村 勲) その他
かたつむりの世界 (川名美佐男) これからの自費出版-虎の巻- (深川昌弘)
大学をリシャッフルする (西田耕三)
建設行政法規の本 キッズ川柳を作ろう! (日野進)
建設行政法規の基礎知識 (萬匠東亜男) (著)省略


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