1.  良書作りのために
ぜひお読みください
2.  本づくりの流れ図
これを見れば一目瞭然!
3.  本づくりのポイント
こうして本はできあがる
4.  制作経費のお見積り
経費のあらましを知ろう
5.  本づくりのご相談
まず、用意するものは?
6.  制作見本のご紹介
ほんの一例ですが…。
7.  お問い合わせ
お気軽にご相談ください
8.  (参考)  本の販売
経費倒れは避けよう!
本づくりのポイント
出版のご相談
 出版相談は、本作りの始点ともいうべき重要な交渉事です。ここでは、出版相談の場で必要となるもの、依頼者の方からお聞きする必要事項などについて、いくつかのケースに即して、詳しくご説明します。
経費のお見積り
 自費出版する上での最大の関心事は、必要となる経費の総額です。ここでは、「自費出版の経費がどのような費目で構成されているのか」に焦点を当てて解説します。また編集料については、小社が実際に行っている見積り計算の考え方について詳しくご説明します。
@ 出版の ご相談
A 経費の お見積り
B 契約書 の調製
C 工程表 の作成
D 本文の 組見本
E 原稿の 読み込み
F 初校ゲラ 校正
G 再校ゲラ 校正
H 印刷データ 完成
I 印刷と 製本
J 完成本の ご納品
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本 づ く り の ポ イ ン ト


契約書の調製
契約書の調製

 小社からご提示した見積書の金額にご同意いただけた場合は、「自費出版制作請負に関する覚書」(契約書と同義です。以下の解説では「覚書」と略記します。)を調製することになります。ここでは、覚書で定めておくべき基本的な項目について、分かりやすくご説明していきます。

 1.原稿の引渡し日
 2.完成本の納品日
 3.最終見積り金額の特定
 4.最終見積り金額の支払方法

 上記の4項目が、覚書に示されるべき絶対的記載事項です。この他にも、@内容の責任、A校正の責任、B著作権の表示義務及び図書コードの明示、C追加費用の認識と確認方法、D本覚書の尊重と協議条項、などの規定があります。


1.原稿の引渡し日

 覚書を取り交わす日に、原稿がほぼ完成しているのであれば、覚書調印の日を当てておきます。一部の原稿を除いてほぼ完成に近づいている場合であれば、完成が見込まれるおおよその日を仮に当てておくことになります。この引渡し日をもって編集制作作業の起点の日と認識していきます。


2.完成本の納品日

 見積書作成の段階で、おおよその出版工程表(発行スケジュール)は出来上がっていますので、本工程表に基づく完成予定日を当てておきます。ただし、制作の過程で、かなり難易度の高い新規原稿の挿入や組み替え作業などが発生した場合は、当初の納品予定日より延伸する場合もあります。


3.最終見積り金額の特定

 この覚書を取り交わす最大の目的は、見積書で合意された最終見積り金額を条文の中ではっきりと明文化しておくことです。当該条文には、@本書の造本体裁、A使用する用紙の種類と斤量、B編集経費(本文関係・画像関係)、印刷経費(印刷・製本・用紙)、梱包・運賃の各経費の額、を明らかにし、もって各金額の合計金額が最終見積り金額であることを明らかにしておきます。なお、念のため、合意された見積書も最終見積り金額であることの書証として覚書の余白に添付しておきます。


4.最終見積り金額の支払方法

 小社では、次のような基準を設けて、支払方をお願いしております。経費の額が多額になればなるほど、お支払いの分割回数を増やしていく方式ですが、諸般の事情から下記のパターンでのお支払いが困難な場合は調整いたしますので、お申し出ください。

@ 金額が100万円までの場合
 納品日の月の月末までに一括入金をして頂きます。
A 金額が100万円を超え、200万円までの場合
 覚書調印の日から1ヶ月以内に、2分の1
 納品の日の月の月末までに、  2分の1
B 金額が200万円を超える場合
 覚書調印の日から1ヶ月以内に、3分の1
 初校ゲラ組み上げの月末までに、3分の1
 納品の日の月の月末までに、  3分の1


5.追加費用の認識と確認方法

 本の編集制作過程では、依頼者の方からの要請によって、きわめて難易度の高い組版変更要請であるとか、新規の原稿挿入などの追加作業が発生することがあります。この場合小社では、追加作業の発生を認識した時点で「追加料金」の額を明らかにし、依頼者の方にお認めを頂くことにしております。

 しかし、数枚の写真の新規差し替えであるとか、原稿の一部において差し替えが生じるような軽度の修正要請の場合は、追加料金の対象とは考えておりません。あくまでもゲラ全体に影響を与えるような、難易度も高く、期間も必要とするような作業の要請についてのみ追加料金の認識を持っていただくようお願いしております。

 依頼者の方に追加料金の額を認識して頂いた後、覚書書面における「最終見積り金額」を二重線で朱末し、追加後の金額を記し、両者の捺印をします。追加の金額が数十万円を超えるような場合であれば、「追加経費に関する明細書」を作製し、覚書の余白に貼付していきます。いずれの場合も、覚書の内容に変更を加えた日付を明示していきます。


6.協議条項について

 依頼者の方と小社の間で意見の相違等の問題が生じた場合は、お互いが真摯な話し合いをし、解決に向けて努力していくことを規定したものです。上記の追加費用の要請と認識をスムーズに行っていくためにも、この規定は非常に重要な意味を持ちます。


7.書籍制作とは別のオプション作業について

 オプション作業とは、下記の3項目です。

  1.書店市場での販売・発送・管理業務(新刊委託販売)
  2.個別注文分の販売・発送・管理業務(新刊委託販売を除く。)
  3.献本発送に係る代理業務(依頼者の方に代理して小社が行う場合)

 これらの業務は全てオプションです。(依頼者の方が希望された場合にのみ発生し、小社からお勧めすることは一切ありません。)そして当然、各業務とも全て金銭が絡んでくるものですから、取引上の約定書、すなわち覚書の調製が必要となります。

 これらの規定・約束事の明細を、これまで解説を加えてきました「自費出版制作に関する覚書」の契約書面に附則の形式で書き加えることも可能ですが、それぞれの取引内容が複雑を極めますので、別途覚書として調製していくのが分かりやすく、かつ、安全です。特に、1.及び2.については、別項「本を販売したい方々へ」を参考にされて、慎重に判断されていかれることを希望しておきます。

本づくりの流れ図
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工程表の作成
工程表の作成

 小社では、覚書(契約書)の調印後、速やかに出版工程表(スケジュール表)をお作りします。工程表は本作りの基本的な制作過程をお示しするものです。下記に、標準的な流れを列記しておきます。なお、丸付き数字の前に印の振られた項目が、依頼者の方が関与される項目となりますので、特に重要です。


@ 本文組見本の提示・ご確認
 (次項の解説を参照してください。)
A 初校ゲラの調製
B 初校ゲラの確認・校正
 (校正要領をお付けします。)
C 再校ゲラの調整
 (目次・本文頁に丁数入れ)
D 再校ゲラのチェック・校正
E カバーなど付き物ゲラの調製
F カバーなど付き物ゲラの校正・修正
G 本文責任校了
 (最終訂正と印刷台数割表の作成)
H 全印刷データの完成
 (印刷会社へデータを入工)
I 印刷面付け
J 本文面付けゲラの確認
 (要修正箇所があれば、差替えデータを送付)
K 本文以外の付き物関係ゲラの確認
L 一部抜きゲラの確認
 (丁数が通っていること及び印刷濃度の確認)
M 印 刷
N 製 本
O 小社納品
 (検品)
P 依頼者の方へ納品(完成本のご確認)


 上記の工程表のうち大きな項目にはおおよその月日が特定されています。ただし、ゲラ校正等の過程で大幅かつ難易度の高い修正要請などが依頼者の方から出された場合には、上記の予定は変更を余儀なくされることがあります。ご了承ください。

 工程表はあくまでも小社の考え方に基づいて作るものです。もし万一依頼者の方が関与される項目の月日(頃)に不在等の事情から関与できない場合は、その旨をお申し出ください。日程の再調整をさせていただきます。

本づくりの流れ図
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本文の組見本
本文の組見本

 本文組見本とは、これからお作りする本の中身(本文レイアウト案)をお示しするものです。出版相談の段階から、本文レイアウトについてのお考え・ご希望などをお聞きすることがありますが、これは、本文組見本を制作する上での参考とさせていただくためです。ご相談の場で、見本本(あなたがこれから作りたいと考えておられる本とレイアウトの感じが似ている本を指します。)を小社に提示していただくことは、組見本作成上、大変参考になります。

 しかし、小社からご提示する組見本はひとつの案に過ぎません。もし、組見本の体裁にご不満や修正要望などがございましたら、何なりとお申し出ください。たとえご不満があっても、何の意思表示もされずにこのまま作業が進んでいってしまえば、最初に出される最も重要なゲラである「初校ゲラ」についても、必ず不満が残るものとなってしまうからです。

 したがって、ご不満なりご要望がございましたら、遠慮なく制作担当者に対して、あなたからの改善要望として具体的にお出しください。出来る限りご要望に沿える形の組見本を作り上げるように努力をさせていただきます。


〔組見本の見方・判断の仕方について〕

 組見本ゲラには、版面の四方に「トンボ線」と呼ばれるものが付けられています。これは、使用する判型(用紙)の限界を表しています。この内側のトンボ線に合わせてカッターで断ってみてください。切り取られた紙を同一の判型(A5判など)の本のほぼ中央部の頁を開いて、その上に置いてみるのです。そして、その置いた感じをじっとしばらくの間、観察してみてください。この状態が、本の出来上がりの状態なのです。(これを、2頁見開きの状態と言います。)下に参考図を付けておきますので、その方法に従って、何度も何度も確認してみてください。


本づくりの流れ図
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原稿の読み込み
原稿の読み込み

 組見本が決まりますと、原稿(データ)を組版編集ソフトウェアに流し込みます。予め決めてあったスタイルシート(組版原則)に従って、大見出し・中見出し・小見出しなどの「特別行」にフォント指定をかけ、行空け・行取りなどの作業をしていきますと、だんだんと本文の版面(はんづら)の形が見えてきます。これを、文字中心の「ラフ組版」と呼びます。

 ラフ組版には、写真・図版・イラストなどを挿入するための「領域指定」を施します。これが、最初の「ページアップ作業」となります。このページアップ作業が終了した時点で、全体の総ページ数のアタリが読めることにもなります。

 以上の作業は、文字(テキスト)のみで展開しますが、これと同時進行で、写真・図版・イラストなど画像関係素材のデータ化を進めていきます。そして、これらのデータが出来上がれば、文字中心で進めてきたラフ組版の中に、それらをひとつひとつ配置していきます。これで、初校ゲラの原型が出来上がったことになります。

 このデータをプリントして、全体の展開具合が組版原則と合致しているかどうかの再確認を行い、微調整をします。これで、「原稿の読み込み」をする上での土台が出来上がったことになります。読み込みの作業では、次の諸点に気を配りながら進めていくことになります。


1.依頼者の方の「著作思想」に触れること・理解すること

 上記した“土台作り”の過程でも、当然原稿の内容であるとか文章の運びとかを確認しているわけですが、その時点では、決定的な誤字・誤入力のチェック(付箋立て)や文意不明あるいは不通箇所の発見(これらも逐一付箋立ての処理をしていきます。)に徹し、文体や文章の運び方については意識の外に置くように心がけて作業を進めていきます。

 原稿(ゲラ)を読み込む私たち制作担当者は、いわば第一番目の読者としての立場にあるため、冷静に原稿の世界に入っていくことが求められます。時には、著者の方の文体や文章の運び方に疑問を抱くなどして、作業が止まることもありますが、ここで一番大切なことは、まっさらな気持ちで著者の方の著作思想に触れること、近づくことなのです。そして、近づいていけば行くほど著者の方が自分にとって身近な存在に見えてくるのです。文体や文章の運び方は、その方の個性の表れであって、実際には大きな問題ではありません。

 問題は、著者の方が主張したいこと・書き残したいと考えておられることが、理路整然と過不足なくゲラ(原稿)の上にしっかりと表されているか、ということに尽きます。私たちのように単にゲラを読ませてもらっている者が、書かれた著者の方の気持ちと同化することなど全く不可能なことですが、ゲラを読み込めば読み込むほど、その方の息遣いが伝わってくるような気がしてくるのです。

 文章を書き続ける過程での苦悶や悩みもところどころに浮き上がってきます。この心の葛藤をどう組み込んでいけば、より率直なかたちでそれを表すことができるか、ということを冷静に考えながら、読み込みという作業を行っているのです。

 つまり、私たち制作者のこころの内には、現在見ているゲラのかたちと、これから本になっていくであろう実際の面のかたちがふたつ、ほぼ対照的に置かれていて、その両者(両面)の引っ張り合いが絶えず繰り返されていることになります。

 これらの作業の結果として生まれてくるものが「初校ゲラ」ということになるのです。このあたりのことを文字で表すことはなかなか難しいことで、本当のところは、実際に組み上げられた初校ゲラを依頼者の方が見られることで、ご判断いただくしかありません。


2.読み込みの過程で付けられた付箋処理について

 初校ゲラが出来上がった時点で、読み込みの過程で付けてきた付箋の処理に移ります。その多くは、以下の項目に分類できます。


  @用語・文章表現法上の統一を図る
  A助詞等の使い方などで、文法上の整文化を図る
  B効果的な段落設定などを意識した「改行処理」
  C改行処理に伴い、新規に接続詞を加える必要性
  D不要な接続詞や関係代名詞の削除
  E同一段落中にある重複した接続詞等の削除
  F文意不明及び不通箇所等の指摘と代替案文の考案
 
 これらの項目は全て依頼者の方にご判断を仰ぐことになります。

本づくりの流れ図
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初校ゲラ校正
初校ゲラ校正

 さて、いよいよ待ちに待った初校ゲラの組上げです。初校ゲラは、これから出来上がる本の"前身"ともいうべきもので、非常に大事なゲラということが言えます。この初校ゲラの校正・確認をしっかり行っておくことが、良書誕生の条件ともなります。どうか型にはまらず身構えずに、しっかり校正に取り組んでみてください。


1.まず、ゲラそのものをじっくり読むこと・見ることが大切です

 初校ゲラは2部お出しします。このうちの1部を制作担当者に戻すゲラ(正本ゲラ)とし、残りの1部をご自身が読み込むための控えのゲラ(副本ゲラ)として使ってください。初校ゲラが届けば、まず校正をしなければならないと考えるのは当然ですが、校正を始められる前に、上記の控えのゲラを使ってご自身の原稿(ゲラ)を二度三度と読み直してみてください。この際、お使いになる校正用具は、黒鉛筆と消しゴム・付箋のみです。

 読み直しているうちに、だんだんといろいろなことが頭に浮かんできます。「ここは少し書き足りない」であるとか、「このままでは読者に意味がストレートに通じない」と思われる箇所に行き当たったりするものです。文意不通の場合は、簡単に代替の文章が浮かんでくることはありませんので、取りあえず当該行に鉛筆でアンダーラインを引いておくのです。代替案文がすぐに浮かんできた場合には、ゲラの余白に黒鉛筆で書きとめておくようにします。

 また、適切な用語・用語句が当てられていないと感じた場合は、その用語や用語句を丸囲みしておき、その隣のあたりに「?マーク」を振っておけばいいでしょう。頻繁に出てくる用語では、場所によって統一されていないこともよくあります。こういう場合であれば、用語自体に二重線を施し、全体の校正・見直しが終了した時点でまとめて統一を図るようにしていくのです。


2.正本ゲラは、仕上げ時に赤ボールペンを使って完成させる

 以上の1.の解説からもお分かりのように、実際の校正作業は副本ゲラを中心に展開させます。そして、おおよその校正・見直しが済んだ時点で、副本ゲラで抽出した訂正箇所を赤ボールペンを使って一箇所一箇所ていねいに正本ゲラに転記していくことになるのです。転記している時点でも、何度も何度も訂正箇所の確認・推敲をするようにしてください。特に、文意不通箇所などの訂正の場合は、何度も声に出されるなどして、慎重に確認していくことが大切です。


3.制作担当者からの付箋(疑問点・改善点など)は最初から注目しないこと

 初校ゲラが出された時点では、制作担当者が文章上疑問に感じた箇所、「ここはこうした方がいいのではないか」といった改善提案が付箋立ての形で付けられています。ゲラ校正を始められる方はどうしてもこういった「特別な箇所」から読んでいこう、考えてみようとされることが多いのですが、これらは、ゲラ全体からすればほんの一部分の問題に過ぎません。問題は、上記しましたように、「ゲラ全体」の流れをつかむことですから、付箋の存在に惑わされることなく、ゲラの最初からじっくり校正(確認)作業を進めていくことが大切です。


4.校正ゲラを戻された後も副本ゲラを何度も点検すること

 最終的な赤字訂正箇所を正本ゲラに転記し、制作担当者に戻された後も、お手元に残っている副本ゲラを丹念に点検・推敲するようにしてください。初校ゲラの校正が終了すれば、次に出されるゲラは再校ゲラ(二校ゲラとも言います。)です。この再校ゲラを待っている間にも、先の副本ゲラを使って、何度もゲラを見直すことは可能です。もし、この見直しの過程で「訂正箇所の発見」をされた場合は、赤ボールペンではなく、青色のボールペンで訂正を行ってください。そうしておけば、再校ゲラが出された時点で、新規の訂正箇所として転記することが安全にできるのです。

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再校ゲラ校正
再校ゲラ校正

 再校ゲラでは、初校ゲラ以上に慎重に読み込むことが求められます。
本来、初校ゲラ校正の段階で出しておかなければならないような訂正箇所がいくつも再校ゲラ校正の段階で出てくるようでは、本としてまとまるものもまとまらなくなってしまいます。この意味からも、初校ゲラの校正がいかに大切であるかが分かります。


1.初校で出した訂正箇所が正しく修正されているかどうかの確認

 再校ゲラが出されたら、まず初校ゲラでご自身が出された「訂正箇所」が正しく訂正されているかの確認をお手元にある副本ゲラを使って行ってください。制作担当者を信じきってしまい、ご自身の確認方を怠ってしまえば、後々取り返しのつかない事態を招いてしまいます。ゲラ校正など、細かいことを制作担当者任せにされる方もおられますが、これは極めて危険です。制作担当者も同じ人間ですから、必ず間違いを犯すことがあるからです。勘違い・思い違いも起きます。ご自身の本を間違いのないしっかりした本に作り上げるためには、最後の最後まで気を抜かれずに慎重に対処されるのが一番です。


2.再校ゲラ校正をする段階では、組版体裁への配慮も必要となります

 句歌集のような文字量が極めて少なく、データ容量が小さい本であれば、初校ゲラの段階で、全体を通してページ数が振られた形で出されることもありますが、一般書の場合は、例えば部毎、章毎にページ数を通したプリントゲラが出されて行くことになります。つまり、再校ゲラの段階で初めて、その本のページ数が最初から最後まで通されるものと考えておいてください。ページ数が通されるということは、例えば各章毎に、「奇数ページ始まり・偶数ページ終わり」という本作りの基本的展開を考慮したページ構成(割付)が、制作担当者によって意識的になされていると考えていただきたいのです。

 こういった制作担当者の考え方を考慮されず、何行にも及ぶ新規挿入をしてしまえば、おそらく制作担当者が考えている「ベストな組版体裁」を一瞬にして壊してしまうことにもなります。再校ゲラの校正に臨む際は、このようなことにも配慮して、慎重に訂正作業を行っていってほしいものです。このあたりのことについては文字で表現することは難しいため、再校ゲラをお見せしてゲラ校正をお願いする時点で、詳しくご説明していくことになります。


3.再校ゲラ校正の漏れは、メールでのやり取りでも可能

 基本的には、校正機会は2回とされています。ただし、再校ゲラで複雑な直しが入った箇所については、依頼者の方に確認を頂くために、第3番目のゲラをお出しするケースも出てまいります。これが「念校ゲラ」(念のため、校正確認していただくためのゲラ)と呼ばれるものです。しかし、念校ゲラでは、問題のある箇所しか出されませんので、全体を通した校正機会は再校ゲラまでになるということを認識しておいてください。

 再校ゲラを戻された後に、依頼者の方が決定的な間違いを発見された場合は、小社では、メールでの訂正にも応じていきます。再校ゲラの戻り後は、データの完成に向けた作業が続けられていますが、データの責任校了日(締切日)の前日まででしたら、お電話やメールでの訂正依頼を受け付けております。

 いずれにしましても、貴重な校正確認の機会を十分に使われて、ご自身が納得のいく本作りに主体的に参加していってほしいものです。こういった地味で細やかな努力の積み重ねが、まさしく良書完成に向けて決定的な一里塚となるのです。

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印刷データ完成
印刷データ完成

 再校ゲラが戻ってきますと、制作担当者は、本文データおよびカバー等の付き物に関するデータをまとめていく作業に入ります。この作業の総称を「責了業務」といい、仕事に関わっている者の間では単に「責了」と縮めて言うこともあります。

 原稿の読み込みから始まって、初校ゲラの組上げとその訂正、そして再校ゲラの組上げとその訂正などの工程を経て、だんだんと本の中身や骨組みが固まっていくことになります。そして、最も大切な本文データの全体が確定した段階において、最終的な内容確認を細部にわたって慎重に行っていくことになります。これが、責了業務というものです。

(1)責了業務の内容

 @再校戻りゲラの確認と訂正をし、責了ゲラをプリント出しします。
 A責了ゲラを使って、ページ数の通り具合、柱組等が正しく置かれているかの確認
 B全ページを通しての版面(レイアウト)の最終確認チェックをします。
 C全ページを通しての文章の繋がり具合(脱落はないか)の確認チェックをします。
 D目次の読み合わせ照合1.(目次の丁数と本文内の丁数が合致しているかどうか)
 E目次の読み合わせ照合2.(目次にある見出し等が本文と合致しているかどうか)

 @〜Eまでの訂正・確認作業を行った結果、ページ増あるいはページ減が生じた場合は、改めてページ調整を行った上で、再度、責了ゲラをプリント出しして、上記A〜Eまでの確認作業を繰り返し行うことになります。

 また、上記の確認作業中に「依頼者の方に判断していただかなければ解決できない事柄」が発生した場合は、お電話やメールを使ってお聞きしていくこともあります。迅速なご対応方を望みます。

 F奥付ページの発行年月日欄の記入、著者略歴・図書コードなどの再確認をします。
 Gカバー・帯など付き物データのプリント出しと確認チェック(特に、背幅と折返し)
 H本文台数割表の作成(印刷台数ごとに本文明細を書いていきます。)
 I責了業務によってまとめ上げた印刷データをCD-ROMやMOディスクに収録します。
 J本文の最終プリントを印刷台数ごとに編綴していきます(16頁あるいは8頁ごと)
 K印刷会社に対する要望事項・注意事項をまとめます。以下の(2)の解説を参照。

(2)印刷会社への対応

 印刷現場のゲラ見本として必要となるため、最終データ(本文・付き物)のプリントを出し直します。本文の場合は16ページ(A4判以上の場合は8ページ)ごとに編綴したものを台数分作成し、それに「本書の台数割表」を添付します。

 印刷会社への要望・注意事項として、代表的なものは次にあげる項目です。

 @ハレーション等の現象が出やすい写真画像のフォロー
   →フォローが出来ないケースでは、小社からデータの再添付が必要となります。
 A図書コード番号→書籍専用バーコード作成の依頼

 ここで、まとめられたデータが印刷会社に送られ、数週間後には、立派な本となって世に出されることになるのです。

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印刷と製本
印刷と製本

 印刷会社は制作担当者から送られてきた本文データを台数割表に従って、面付けしていきます。この段階で出されるゲラを面付けゲラと言います。このゲラを一頁毎に確認していき、万一内容やデータに問題があれば、差し替えのデータを送って、その部分の再面付けを依頼していくことになります。本文同様、カバー等の付き物についても面付けゲラがそれぞれ出されてきます。色の出具合について問題がある場合には、その調整方を具体的に指示していくことになります。

 面付けゲラに問題がなければ、「印刷OK」の返事を印刷会社に返します。印刷会社は、印刷版(刷版)の焼き込みをし、本格的な印刷に取り掛かります。そして、ここで出されるゲラを一部抜き確認ゲラと呼び、担当者は、面付けゲラ同様、この印刷物を点検・確認していき、問題がなければ「製本OK」の返事を返します。印刷会社は全印刷物(刷り本と言います。)を製本会社に送り、製本作業が開始されることになるのです。

(つか)見本について
制作担当者は再校ゲラが出来上がった時点で総ページ数を認識します。この総ページ数を印刷会社に伝え、予め伝えてあった用紙等を使って、実際の本の形(束見本と呼びます。)を作り上げるように要求します。この束見本の背幅を見ることで、カバーの背厚が確定し、カバー全体のデータを責任校了することができるのです。

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完成本のご納品
完成本のご納品

 印刷データを印刷会社に送ってから、約2週間で本は出来上がります。出来上がりの本は制作担当者の元に届けられ、検品作業が行われます。落丁・乱丁がないか、カバー・帯等の付き物類がしっかり付けられているかどうか、本の背に均等に糊が入っているかなど、本を何度も開けながら、慎重に見ていきます。

 なお、作られる部数が500部であれ1000部であれ、大部数であるため、上記の確認を全冊にわたって行うことは不可能です。出版社に納品された部数のうち、抜き打ちの形で十部程度の検品をすることが限度と言ってもいいでしょう。

 もし、完成本が届けられた際に問題な箇所を発見された場合は、小社までご連絡ください。問題の度合いにもよりますが、決定的なミスが小社側の過失によるものであれば全冊作り直しをさせていただきます。また、作り直しまでは行かない場合は、責任の度合いに応じて、精算金額からの控除(値引き)を考慮させていただくことになります。



〔参考〕献本発送代理システム

 自費出版した本を親しい方々や関係先などへ差し上げる場合は、献本発送作業が必要となります。献本される際の手順(謹呈しおり及び出版上梓文の作り方)の詳細については、小著『これからの自費出版―虎の巻―』の第9章「本を差し上げる方法」を参考にしてください。

 小社では、依頼者の方に代理して献本発送作業を行っております(ご依頼があった場合)。ここでは、依頼者サイドで準備していただくもの、発送代理にかかる費用についてご説明いたします。なお、@出版上梓文の印刷制作、A謹呈しおりの制作と書籍への挟み込み、B発送荷票への宛名印刷の作業は、小社にて無料で行います。

 ※献本発送の作業を依頼者ご自身でされる場合でも、上記の謹呈しおりと出
  版上梓文の印刷及び制作は無料で行います。




 上図にある通り、依頼者サイドでご用意いただくものは、@被献本者リスト、A出版上梓文(本を出版したことについてのご挨拶文)の2つです。被献本者リストには、氏名・郵便番号・ご住所・電話番号・送付冊数を一覧表の体裁で作っていただければ結構です。発送先が会社・事業所の場合は、会社名(部課名を含む。)も必要となります。

 献本発送代理に係る費用は(厚み2cmまでの書籍の場合)、メール便1件当たり350円、宅急便700円となります。(梱包材料・労賃を全て含みます。)


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