TOP目次5つのポイントご購入方法ご注文メールE-mail

第1章 制作業者を選ぶコツ

◎自費出版を引き受けてくれる会社とは
〔参考図〕本ができあがるまでに関与する会社と個人
◎自費出版の目的に合わせた制作業者の選択
◎自費出版交渉における「人間観察の目の付けどころ」
(1)制作担当者の熱意はどこに現れてくるか
(2)協力関係の破断が一番おそろしい
◎発行部数から考える「自費出版のかたち」
(1)オンデマンドの自費出版(50部以上300部未満)
(2)ハンドメイドの自費出版(10部以上50部未満)
(3)手作り自費出版のすすめ(10部未満)
◎距離感を忘れさせてくれるインターネット取引
制作業者の選択の巻

 会社の知名度や価格の安さだけで制作業者を選択していくと思わぬ失敗をすることがあります。会社という建物が本を作るわけではなく、価格が安いのはそれなりの理由があるからです。
 契約をしてからでは遅すぎます。手痛い失敗をしないためにも、出版相談の段階から「消費者としての眼」を凝らして、悔いの残らない「業者=制作担当者選択」をしていかれることが最も重要なことなのです。

第2章 出版社を訪問してみよう

◎出版社を訪問することのメリット
◎訪問当日、何を持参したらいいか
◎コネは「入り口だけの効果」にとどまる
◎関係者が同席していることの心強さ
◎さて、名刺をどうするか
◎交渉先の「制作体制」を聞いておくこと
〔参考図〕自費出版物の制作体制と仕事の流れ図
◎出張説明を求めるかどうか
出版社を訪問するの巻

 あなたにとって大切な本作りを任せられる会社であるかどうかは、会社に直接出向いて、あなたの眼でしっかりと判断されることが一番です。しかし中には、会社の外であなたの本が作られていく可能性もありますから、そのあたりのことについてもしっかりと聞いておかれるべきでしょう。
 一番重要なことは、本作りを担当される方に直接会われて、あなたの本作りにかける夢や考え方を率直に話されることです。

第3章 上手な原稿の出し方

◎原稿に始まり原稿に終わる
◎完全原稿であることの有利さ
◎時間をかけることの大切さ
上手な原稿の出し方の巻

 本章でいう「上手な原稿」とは、うまい原稿のことではありません。自費出版依頼者の方が出版社等の業者さんと価格の交渉をする際に、相手方の業者さんに余計な仕事をさせない原稿のことを指しているのです。
 余計な仕事をさせればそれだけ価格アップの要因を相手方に与えることになり、逆に、相手方が本来しなければならない仕事をそれに代理して行っておられれば、その分、価格はダウンするという理屈です。

第4章 見積書とは?

「相場なき自費出版」とどう向き合うべきか
◎書籍は「千部・五百部基準」で印刷・製本価格が決まる
◎価格の基準値は「本の総頁数」である
〔参考図〕本の判型と使途
◎見本本を活用することの有利さ
◎見積り依頼時に心がけていただきたいこと
見積書の巻

 見積書を構成する要素は印刷諸費用と編集費用ですが、このどちらについても相場はあってないようなものですから、必ず複数の業者から見積書を取るように心掛けましょう。一社即決だけは避けるべきです。
 ただし、本の良し悪しは価格の違いだけで判断できるものではなく、あなたの本を作られる会社や制作担当者の「熱意と力量」によるものであることだけは忘れてはなりません。

第5章 覚書(契約書)について

◎覚書はなぜ必要か
◎覚書には何が書かれていなければならないか
〔参考図〕覚書(契約書)を構成する4つの重要項目
◎覚書通りには行かないこともある
◎自費出版物の著作権と内容責任
◎優柔不断は「最大の敵」である
◎個別的なオプション契約は別途覚書に
(1)書店委託販売に関する覚書
(2)個別注文取引に関する覚書
(3)献本発送代理に関する覚書
〔参考資料〕自費出版制作請負に関する覚書(案)
書式作成上のコメント
自費出版制作請負に関する覚書(案)
追加料金に関する覚書(案・抄録)
覚書(契約書)の巻

 口約束ほど怖いものはありません。自費出版を進める上で、このことは十二分に心に留めておかれるべきでしょう。
 契約内容についてはもちろん覚書(契約書)の体裁を取って書面化しておくことは当然ですが、その書面にない事態が起こることも考えておかなければなりません。
 いったんトラブルが起きてしまえば、大事な本の制作には、全く無意味な空白期間を作ってしまうことにもなるのです。

第6章 組見本って何?

◎書籍の「中の顔」は組見本で決まる
〔参考図〕組見本の確認の仕方
◎契約前のプレゼンテーションは可能か
◎分業により生まれる弊害について
組見本設計の巻

 本というと、なぜかカバーや表紙のデザインに関心が向くようですが、これらのものは「身にまとう服装」のようなものです。着ているものだけで人間の価値を量る人はいないでしょうが、問題はその中身にあります。本で言えば、本文設計そのものです。
 この設計を間違えたり、時間をかけることをせずに安易に「本の中の顔」を決めてしまえば、後々悔いを残してしまうことにもなるのです。

第7章 ゲラ校正のコツ教えます

◎ゲラとは何か
◎校正に必要な文房具の使い方
◎「鉛筆アンダーライン」と目印・記号
◎組版レイアウトを意識した校正態度も必要となる
◎初校ゲラを原稿用紙と勘違いしてはいけない
◎元データに赤字訂正することは避ける
ゲラ校正の巻

 ゲラ校正の回数は原則2回とされていますが、特に最初に出されてくる初校ゲラの校正は最も重要な仕事です。
 制作担当者が原稿読み込みの段階で不明点や疑問点などを拾い出していれば、ゲラに付箋立ての処理がされています。この問いかけに対しては必ず答えを返してください。しかし、このような「特別な箇所」から校正を始めるのではなくて、最初から丹念にゲラを点検していくことが大切です。

第8章 できあがった本の確認

◎本ができあがるまでの編集確認作業
◎出版社等による検品確認
◎検品確認の要所−正誤表作成の可否
◎検品確認の要所−本の形状について
本の確認の巻

 本ができあがるということは嬉しいものです。作っていて、これほどの「無上の喜び」を感じる時はないからです。
 しかし、こういった至福の時も長くは続かないケースがあることも知っておいてください。そばを頼んでいてうどんが出てくるようなミステイクは考えられないものの、できあがってきた本の内容や形状に問題があるようなときは、親しい方々に差し上げることもできなくなります。

第9章 本を差し上げる方法

◎献本される場合の準備と注意事項
◎謹呈しおりの作り方と書籍への付け方
〔参考図〕謹呈しおり・出版上梓文の付け方
◎謹呈しおりに出版上梓文の役割を持たせる
◎出版上梓文を付けることの意義
◎本の販売目的を兼ねた「案内ハガキ」の利用
◎梱包発送の手順と「たすき掛け発送」の回避策
〔参考表〕献本先一覧表(作成例)
献本の巻

 自費出版される多くの方々は、本ができあがった際に、知人・友人・各種団体等へ本を差し上げるものです。この行為を「献本」と言います。
 そこには知っておくべき常識やマナーがあります。本稿では、合理的な献本の方法をいくつかのケースに則して説明していきます。本を献本される方々に気持ちよく本を受け取って頂けるかどうかは、あなたの実行される献本方法にかかっているのです。

第10章 書店で本を売ること

◎書店での展示販売の現実を知ること
〔参考図〕書店流通取引の流れ(通常ルート)
◎書店販売の条件−図書コード番号とは何か
◎書店販売の条件−出版物の出自を明らかにすること
◎出版社が考えている「販売基礎部数」とは何か
◎販売を考える際は本の内容も問題とされる
◎返品は必ず出るものである
書店販売の巻

 本を販売したいとお考えの方は、まず書店に足を運んでみてください。一般的な棚差し本から平積み本、中には表紙の全景が正面から見渡せるように置いてある本まで、展示されている形態はさまざまです。
 書店空間にいる人の動きをしばらくの間、じっと観察してみてください。いまここにあなたの本が飾ってあったと仮想しつつ、それがレジに運ばれることの困難さを、あなたご自身の目で確認してほしいのです。

第11章 あなたの本の宣伝方法

◎孤立無援の抵抗木として
◎新聞紙上でのパブリシティ記事
◎新聞社以外のターゲットとは
◎書店さんで販売してもらう方法(個人直販委託)
〔参考表〕東京主要マスコミ情報源
本の宣伝の巻

 業者さんを通して本の販売を依頼すれば、各種の手数料や経費がかかります。当然のこととして返品は出るわけですから、汚損本・破損本が大量に戻されてくることも考えておかなければなりません。
 逆に、ご自身の力で一冊ずつ確実に販売していけば、販売できる部数は限られるものの、独力で販売したという達成感は残ります。そのためにも、あなたの本の存在を多くの方に知ってもらう必要があるのです。

第12章 本を自分の力で売る方法

◎人には頼るが、頼りすぎるのもいけない
◎著者周辺の関係者に販売協力を求める方法
◎拡販協力者に対する販売価格条件と注意事項
◎ダイレクトメールによる販売方法
◎ミニ・ダイレクトメールによる販売方法
◎個別入金のプール方法
◎学校図書館・公共図書館への働きかけ
(1)全国学校図書館協議会「選定図書指定」の受け方
(2)日本図書館協会「選定図書指定」の受け方
自力販売の巻

 本を売ることは本当に難しいのです。業者さんに売ってもらえば楽なのですが、肝心の売れる保証もありません。書店さんに飾ってもらえたとしても、何日間飾ってもらえるかの保証ももちろんないのです。
 本稿では、ご自身の力をフルに発揮されれば本の実売が見えてくる方法について書いていきます。これとても本が売れるか売れないかは不確定ですが、大金を掛けなくて済むことだけは確実です。

終 章 自装出版への招待

◎「自費」という言葉の意味するもの
◎新種の自費出版形式の誕生
◎見積書におけるプラス要因とマイナス要因
◎依頼者ご自身の力で価格を安くする
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